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「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」感想

 

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僕いこ見てきました!

 

 

安田顕さん主演「僕いこ」鑑賞

 

2019年、2月某日安田顕さん主演映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」略して「僕いこ」を観に行ってきました!

 

公式リンク

bokuiko-movie.asmik-ace.co.jp

 

「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」は宮川サトシさん原作のコミックエッセイを元にして作られた映画です。

 

原作リンク↓(数話無料で読める様です)

kuragebunch.com

 

また、映画完成後の舞台挨拶で作者が語った言葉を記事にした文章を引用します。

漫画にすることで母の死の悲しみを乗り越えたという宮川氏は、「母を亡くして7年目になりますが、喪失感はなくなりました。漫画にして『死って何だろう、なんで悲しいんだろう』と俯瞰(ふかん)で物事を考え始めることで、楽に思えるようになりました。もはや、死を食べたような感覚で、母が亡くなったおかげで今の自分がいるのではないかと思うようになりました。死というエネルギーが力を与えてくれたような気がします」と振り返った。 

「ぼくいこ」原作者が明かす、喪失感の乗り越え方「死を食べたような感覚」(映画.com) - Yahoo!ニュース

 

 

こちらの原作は無料立ち読みしかしていませんが、絵柄がすっきりして読みやすく、作者の温かさや人柄がにじみ出てそうな漫画だなという印象を受けました。

 

タイトルを始め見た時は正直ギョッとしてホラーもの?と思いましたが、公式のあらすじを見て甘えんぼの主人公(安田顕さん演じるサトシ)とガンを宣告された母親のお話と知り、とても興味を持っていました。

 

自分自身もいつかは必ず迎える瞬間。家族と離れて暮らしていますが、たまに会う親は元気だし普段は全く「いつかは必ずいなくなる」なんてことは考えたことがありませんでした。ただ、久しぶりに会った親が何となく小さく見えたり、姿が変わったなと思うとふと不安になることはありました。

 

いつも元気な母親が、もしこの世からいなくなったら…と考えるだけで胸が苦しくなるし、想像したくありません。それほど大切な存在を亡くした時、どう生きていくのか?自分の中では全く答えが出ないまま、映画の主人公がどんな生き方を選択するのか知りたくて観に行きました。地元福島では観れないのでお隣仙台にプチ旅することに!

 

TOHOシネマズ仙台へ

 

安田顕さん主演「家に帰るといつも妻が死んだふりをしています」の映画の時も仙台に見に行きましたが、こちらは宮城県でも長町という場所にある映画館でした。

 

妻ふりの記事はこちら↓

www.yutukin.com

 

駅から電車で10分ほどかかりましたが、今回の「僕いこ」は仙台駅近の仙台パルコ2内にあるTOHOシネマズ仙台。初めて行く映画館でしたが、地図で見ても近いよう。さらに、2日前からネットで席予約が出来るとのこと。

 

以前はそういうシステムが分からず(地元では席予約できる映画館がありません)当日に席を選びちょっと見にくい席しか空いてなかったので、今回は予めかなりの良席を予約。さらに9:30開始・あさイチの予約をとることが出来ました!(朝6時頃発の高速バスで向かいました(笑))

 

TOHOシネマズ仙台の情報はこちら↓

hlo.tohotheater.jp

 

TOHOシネマズ仙台は、とても広くオシャレな映画館でした!!フードやドリンクも充実しており、席を予約していたのもありスムーズにチケットも発券することが出来ました。

 

気になるパンフも余裕で買えました。買う時に「僕いこ」のください、と言うか「安田顕さんの映画のパンフください」と言うか迷いましたが、真面目ゆえ長いタイトルを全て言うという、妻ふりと同じことをして購入。(^_^;)店員さんも最後まできちんと聞いてくれてました。皆さんも全タイトル言って購入してるんでしょうか…w

 

TOHOシネマズ仙台はロビーも広く、ゆったりと座れるイスもあるのでそこで軽食をとり休みました。開始時間が近くなると係員さんがスクリーンに案内出来る旨をアナウンスしてくれます。だいたい15分前に開場となりました。いよいよスクリーンへ向かいますw

 

「僕いこ」感想

 

★以下ネタバレありです。ネタバレなしで観たい方はスルーしてください。

 

 

安田顕さん演じる主人公サトシは2人兄弟の末っ子。穏やかで優しい性格でお母さん大好きな甘えん坊。40歳を過ぎても漫画家の夢を捨てきれず、昼間は塾講師・夜は漫画を描きながら実家で暮らしています。(原作とは年齢や設定などが若干違う様です)

 

また、サトシはちょっと変わった思考の持ち主。例えば火葬後の骨上げの時、「母の遺骨を食べたい…」と思うところ。自分に置き換えて考えてみても、そう考えることはどうしても出来ませんでした。ほか、母・明子に癌宣告がなされている時も冷静に違う事を淡々と考えていたり、「うちのカレーが一番」論争を何歳も下の学生と本気で喧嘩したりと子どもっぽいところもある。

 

独特で我儘、マイペースで子どもなところもあるサトシを愛おしく思えるのは、やはり安田顕さんが演じたからといえます。サトシは一方では充分な大人の年齢でありながら実家暮らしで自立できてないような暮らしをしていますが、母を想う気持ちの優しさは人一倍。頼りない部分は多いけど、しっかり者の恋人から愛されるほど人間的魅力のある人物でもあります。

 

このような複雑で多面性のある人物を安田顕さんが見事に演じています。序盤から涙ボロボロ流しながら世界観に浸っていました。日常のふとした市井の人々の一コマをテーマにした映画ではありますが、だからこそスッと感情移入できたのかもしれません。顕さんは刑事や医者やアニメ監督や編集者、ヤクザ、バツイチ等色んな役をやってますが、どの役もその人物になるので本当にスゴイなと尊敬しています。安田顕さんの穏やかで淡々としたナレーションも素敵です。

 

また、サトシの母・明子もチャーミング!!こんなお母さんならサトシが大好きになるのもわかるなあ。イチゴのシーンも可愛いし、サトシが病になった時の表情や看病してくれた時の優しさや強さ。とても素敵でした。父と息子で手を繋いでいたシーンも良かったし、亡くなった後、父や兄、サトシのそばにいたシーンも涙でした。

 

海のシーンで男たちが裸で走るとこも面白かったですが、空に母が浮かんでくるシーンは寅さんっぽかった(笑)(寅さんみたことないけど、昭和感??ww)漫画原作にそーゆーシーンあるんでしょうか。でも、母が空から見ている…というのが凄く伝わりました。

 

映画館ではところどころで観客のむせび泣くような声が聞こえてきました。私も我慢せずに沢山涙しました。デトックス効果か…鑑賞後、とてもスッキリしてすがすがしい気持ちになりました。とてもいい時間を過ごせました!

 

自分の大切な人が亡くなったら…。考えるだけで辛いし、今は受け止められるか分かりません。まだ、そんなことありえないと思ってはいるけど、いつどうなるか分からない。先に引用しましたが、作者は最愛の母の死を「描き起こす」ことで俯瞰して「死を食べた(受け入れた)」と述べています。辛い事があったら人に伝えたり何らかの形で表現することで昇華することも1つの方法でしょう。

 

更にこの映画を観て思ったことは、「今、生きているうちに、そばに在る内に大切な気持ちは伝えよう」ということ。サトシも恋人に言われて行動しますが、大切なものは目に見えなくなりがちで、ともすればぞんざいに扱いがちな時もあります。私も、普段は親と離れて暮らしているし、たまに電話を貰っても忙しくてあんまり話せないまま暫く会わない時も多いです。

 

私はサトシと違い、甘え下手であり過去に母から過干渉を受けたり父とモメたこともあったので素直になれない部分もあります。今は離れて暮らした事で「一人の人間」として見ることが出来、適度な距離感を持って接することが出来る様になり沢山支えられていた事にも気づかされました。完璧な人間なんていないけど、不器用ながらも愛されているんだということ、素直にそれに対して感謝をしようという気持ちになりました。

 

家族だけでなく、友達や身近な大切な人にも、同じように優しくしていきたいと思いました。この映画は「見た後に心が温かくなり、人に優しくしたいと思うようになる」と顕さんが番宣でよく言われていたと思いますが、まさにその通り!!沢山の人に見て頂きたい映画です。

 

最近もとても忙しくて疲れもありましたが、この映画を観てとても幸せな気持ちになれました。安田顕さんに感謝、感謝です。また観に行きたいと思います!!

 

 

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